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ふるさと納税事業者さん記事

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事業者と寄付者という関係だけではなく、ふるさと納税制度が終わったったとしても関わりを持ち続けてほしい。そんな思いで書かれた事業者さんの記事をまとめています。 錦江町では、ふるさ…
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#ふるさと納税の話

地元の人に食べてもらいたくて~ふる里館~

地元の人に食べてもらいたくて~ふる里館~

気持ちの良い海岸道路沿いにあるふる里館は、創業12年目。運営を担う坂下水産は、代々ヒラマサやカンパチを養殖して市場に出していました。しかし地元の人にはヒラマサという名前が知られておらず、食べてもらうこともできません。せっかくだから、おいしく新鮮なヒラマサを、地元の人たちにも食べてほしい。そんな想いで、ふる里館を立ち上げました。

ふる里館の運営は、なんと7家族で行っています。主に旦那さんたちは漁師

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丁寧に引き継いだ本物の味~禧明館~

丁寧に引き継いだ本物の味~禧明館~

創業84年目になる禧明館を営んでいるのは、長濱修一さんと、恵子さん。修一さんのお父さんが旅館業と一緒にうなぎ屋を始めたのがきっかけでした。

禧明館のうなぎは「地焼き」といわれる焼き方で、「蒸し」をいれない西日本に多い焼き方をしています。「蒸し」を入れない分、焼きは特に重要。最近では熱を平均的に通しやすいためガスや電気が使用されることが多いですが、禧明館ではこだわって炭焼きをしています。炭は錦江町

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先々代から引き継いだお茶づくりの信念 ~城下製茶~

先々代から引き継いだお茶づくりの信念 ~城下製茶~

「お客さんに喜んでもらえるお茶をつくる。それがすべて」

そうおっしゃるのは、城下製茶の城下浩一さん。城下製茶は、浩一さんのおじいさんが昭和30年からお茶を作り始め、今では孫の4人を中心に、おじいさんから受け継いだ茶畑を大切に育てています。

製茶の工程はお茶の栽培、摘採、加工の3工程に大きく分けられますが、実際にはもっと細かい工程があり、加工だけでも6工程あるといいます。そして、そのひとつひとつ

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