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錦江しごと図鑑

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地域を、見えない土台の部分で豊かにしている大切な「しごと」。職業という仕事だけではない様々なかたちの「しごと」を通して町の人を紹介していきます。
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#鹿児島

【錦江しごと図鑑】錦江町で人生の転機を迎える。 大井健史さん

今回の錦江しごと図鑑、21人目は錦江町で地方創生に取り組まれる大井健史さんにお話をお伺いしました。 もの腰がとても柔らかく普段は聞き手に回ることが多いそうですが、一体どんな幼少期を過ごされたのでしょうか。 「幼稚園の頃、当時の先生たちの間でついたコードネームが”宇宙人”。一階の教室にいて、休憩時間にトイレに行ったきり戻ってこないと。先生たちが名前を呼んだら、二階から”は〜い”と返事が聞こえてくる、とか(笑)ハサミを持たせたら自分の服をチョキチョキ切ったり、マラソンのラスト

【錦江しごと図鑑】 繋がりが生きるちから。小西紀代子さん

錦江しごと図鑑16人目は、近所の方々の見守りや認知症カフェの活動に参加されている小西紀代子さんです。 「私はね、人のつながりはすごいよ。昔っからの友達がよーさんいるの」と笑顔で話す小西さん。 錦江町で生まれ育った小西さんですが、子供の頃はこの町を出たいという強い気持ちを抱いていたそうです。 「勉強が大嫌いで、早く学校卒業したら出ていきたいと思ってて。それで工場の仕事をしに、奈良県に友達と2人で行ったの。親の意見なんか全く聞かなくて、反対を押し切ってね。親が迎えに来たりも

【錦江町しごと図鑑】柔軟にコツコツと。 有川宏人さん

錦江町しごと図鑑15人目は、有川宏人さんです。90年続く錦江町唯一の印刷所「有川印刷」でまちの広告や事務用品などの印刷や*DTPを手がけていらっしゃいます。 錦江町で唯一根ざす印刷所、『有川印刷』 「昔、錦江町には印刷屋が3軒あったんですよ。僕が子どもの頃まで大根占印刷、逆瀬川印刷、うちの印刷所だったんですけど、2件は残ってない。逆瀬川さんからは事業をやめられるときに活字をもらったらしいです。昔はパソコンがなくて、タイプライターですら珍しい時期があったわけだから、 印刷

【錦江しごと図鑑】ぶどう農園の未来を描く。 濵田高輝さん

錦江しごと図鑑、14人目は田代地区の奥深く花瀬川周辺でぶどうやマンゴーを栽培、販売するクラシックブドウ浜田農園の濵田高輝さんです。 農業大学を卒業後、一般企業を経て、ご実家である浜田農園で働くことを選ばれた高輝さん。農園の作業で忙しい合間を縫ってインタビューに応えてくださいました。 子供の頃からご実家の手伝いをされていた高輝さん。 「小学校5~6年くらいから農園の手伝いをはじめたんですが、やっぱり子供だし、そんなに真剣じゃなかったですね。ぶどうばっかり食べたり、近所にお

【錦江しごと図鑑】餌から育てて大隅のお肉の魅力を発信する。 大野 徹さん

錦江町しごと図鑑、13人目は地域活性化センター神川を拠点にトウモロコシや麦、大豆、飼料用米など濃厚飼料作物の生産をされている大野徹さんです。 大隅のお肉に魅力を感じて、2021年に錦江町へ移住。豚を餌から国産で育てるプロジェクトに勤しむ中で感じる大隅のお肉の可能性について、お話を伺いました。 福岡から錦江町へ もともとは福岡で保育士として働いていたといいます。 畜産や農業と関わりのないお仕事に勤められていたのに、なぜ錦江町で飼料生産を行うようになったのでしょうか。 「保育

【錦江しごと図鑑】美容業界からえのき農家へ。 石垣菜月さん

錦江しごと図鑑、12人目は田代地区にお住まいのきのこ農家である南九州きのこセンターの石垣菜月さんです。 30歳目前までニューヨークで美容師をされていたという異色の経歴をお持ちの石垣さんですが、華やかに見える世界を離れ、なぜ錦江町の農家へ転身されたのでしょうか。その時々の想いと共にお伺いしました。 子供の頃から、学校が休みの日になるとご実家のお仕事をずっと手伝ってきた石垣さん。周りはサラリーマンの家の子が多く、休みの日に遊べないのがすごく嫌だったそうです。 その反動もあっ

【錦江しごと図鑑】 チャレンジできるローカル。若者の未来と可能性。 アイサメ/水谷拡嗣さん

錦江しごと図鑑、10人目は、アイサメ(AIsame)の名義で、映像クリエイター・シンガーソングライターとして活動している、水谷拡嗣さんです。 2023年4月から、錦江町未来づくり専門員の企画「アーティスト・イン・レジデンス」を活用し、移住。 アーティストとしての活動だけでなく、日本最大級のハンドメイドマーケットプレイス「Creema」のコミュニケーション・デザイン部門に広報担当としても所属する中、いまどんな活動をされているのか、移住して感じていることなど、お話をうかがいま

【錦江しごと図鑑】 「好きこそものの上手なれ」 仕事も趣味も探究を楽しむ。 君付忠和さん

錦江しごと図鑑、9人目は田代川原地区の獣医師、君付忠和さんです。田代地区の未来を見据えながら、”楽しむこと”をモットーに動物病院の運営や吹奏楽団のリーダーを手がけていらっしゃいます。仕事に趣味に日々はつらつと取り組まれる君付先生に、獣医師として働く上で大切にしていることをお聞きしました。 錦江町のドクタードリトル、君付先生 「南種子では断らないように、どうしたら治せるか、飼い主さんの要望に答えられるかを考えるようにしていたよね。そういうことを考えるのが好きなんだろうね。一

【錦江しごと図鑑】 自然と向き合うことで自分が強くなる町。 喜鉢大司さん

  錦江しごと図鑑、8人目は花瀬地区に住む、モダンアーティストの喜鉢大司さんです。 以前は、東京の IT 関連の会社で管理職を勤めていた喜鉢さん。 一風変わった独特な作品を作られますが、どういうコンセプトをお持ちなのでしょうか。普段、あまり聞くことができない、作品づくりに対する想いをうかがいました。   「アートにはじめて触れたのは大学時代。大阪芸術大学で芸術を専攻していました。制作活動は熱意を持って取り組めましたが、卒業の時期になって進路を決める必要が出てきました」  

つながりが巡る幸せ。馬込由美子さん

錦江しごと図鑑、7人目は笹原地区に住む馬込由美子さん。 「私はですね、人と人との繋がりが本当に幸せに繋がるって思いながら生きてきました」 開口一番そうおっしゃった馬込さんに、人と繋がる豊かさについてお話を伺いました。 錦江町大根占の家で生まれ育ち、高校では家政科という料理や栄養、和裁などを学んでいたという馬込さん。 「大好きな女の先生がいらっしゃって、『私もいつか調理師の免許を取って、先生みたいになりたい』って言って。それで会社は滋賀の家政専門のところへ行ってました」

現場の体験が自分と未来をつくる。菖蒲久志さん

錦江しごと図鑑。6人目は、建設会社桑原組で建築部部長をされている菖蒲久志さんです。 町の建設に関わる人なら知らない人はいないというほど、多くの町の建築物に携わってこられた菖蒲さん。 現場のやりがいや次世代へ繋ぐことについて伺いました。 小中高と、ずっと地元で育ってきたという菖蒲さん。 高校を卒業したら体を動かす技術仕事がしたいと、福岡の鉄鋼会社に就職する予定でした。 「就職の誓約書まで出して、もう就職っていう段階まで来ていたんです。それで兄がいたんだけど、 12月28日に急

好きなところで生きるように働く。木下朋子さん

錦江しごと図鑑5人目は、木下朋子さんです。 錦江町の池田地区で、お花屋さん「TRee Life」と農業を旦那さんと共に営んでいらっしゃいます。 池田地区は、お店は小さな商店と温泉があるくらいの小さな地区ですが、伝統行事である神舞が昨年復活したりと、地元の人たちの愛着も強い地域。 そんな池田地区で暮らす木下さんに、花と農を営む暮らしについて伺いました。 「出身は都城(宮崎県)なんです。旦那さんと同じ花屋の職場で知り合って、結婚してから高山の方に帰ってきました」 「第一子

土の人として田代をあたためる。森健二郎さん。

地域を語る上でよく使われる、風の人と土の人。 「しっくりくる感じは土ですね。土で支えてさ、風の人たちが楽しくしてるのを見てるのが好きだなあ」 そうおっしゃるのは、錦江しごと図鑑4人目、森健二郎さんです。 森さんは、田代地区のガソリンスタンドに勤務しており、地域の音楽グループにも所属されています。 話が得意じゃないとおっしゃいつつも、田代という土地で暮らすことの豊かさについて語ってくださいました。 ※錦江町は、旧大根占町と旧田代町が合併してつくられました。 居心地がい

やると決めたらやりきらないと。中村京子さん

錦江しごと図鑑。3人目は、スナック京のママ、中村京子さんです。 いつでも歓迎してくれる温かさと、お客さんの心を掴むご馳走でみんなから「京ママ」と親しまれる京子さん。 様々な決断、お店をする生きがいについて、伺いました。 借金しても、どうにかなる。 京子さんは、お店を始めて今年で30年。 もともと町の中心部の2階にあるお店で働いていました。 新しくお店を借りてやりたいと思っていたところ、向かいの建物が売りになっていたそうです。 「土地買って建物を崩して、お店作らないかっ