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錦江しごと図鑑

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地域を、見えない土台の部分で豊かにしている大切な「しごと」。職業という仕事だけではない様々なかたちの「しごと」を通して町の人を紹介していきます。
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#田舎暮らし

【錦江しごと図鑑】花瀬で牛を育てて半世紀。 瀬戸口哲朗さん

今回の錦江しごと図鑑、20人目は花瀬地区にお住まいで2024年10月に70歳を迎えられた瀬戸口哲朗さんにお話をお伺いしました。 幼少期はお父様の教育方針がとにかく厳しかったそう。 「とにかく親父が厳しくてね。鼻血を出しても『泣くな!』って怒鳴られたりしたもんだよ。姉が4人いて一番上の長女がバレーボールをやりたいって言っても『ダメだ』って言って。そりゃ厳しかった。それであんまりにも不憫だから友達が3人くらい家にやってきて、うちの親父を説得して、やっと許可が降りた」 「うち

好きなところで生きるように働く。木下朋子さん

錦江しごと図鑑5人目は、木下朋子さんです。 錦江町の池田地区で、お花屋さん「TRee Life」と農業を旦那さんと共に営んでいらっしゃいます。 池田地区は、お店は小さな商店と温泉があるくらいの小さな地区ですが、伝統行事である神舞が昨年復活したりと、地元の人たちの愛着も強い地域。 そんな池田地区で暮らす木下さんに、花と農を営む暮らしについて伺いました。 「出身は都城(宮崎県)なんです。旦那さんと同じ花屋の職場で知り合って、結婚してから高山の方に帰ってきました」 「第一子