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錦江しごと図鑑

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地域を、見えない土台の部分で豊かにしている大切な「しごと」。職業という仕事だけではない様々なかたちの「しごと」を通して町の人を紹介していきます。
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#移住

【錦江しごと図鑑】自然体の楽曲を作りたい。音楽家 久保慧祐さん

今回の錦江しごと図鑑、18人目は鹿屋市の文化会館で働きながら、錦江町田代の自宅で音楽制作に打ち込まれている久保慧祐さんにお話をお伺いしました。 ご実家が鹿屋市で、お父さまは大学で作曲の教授、お母さまもピアノの先生という音楽一家で育った久保さん。幼い頃から音楽に触れる機会は自然と多くなっていったそうです。 「両親の影響で中学校の頃から作曲に取り組んでいて、バンドを組んで、そこでも作曲を担当していました。書いた楽譜が実際の音になると嬉しいんですよね」 中学生時代から楽曲をコ

【錦江しごと図鑑】 田舎暮らしで第二の人生を満喫中。上田健児さん

今回の錦江しごと図鑑、17人目はセカンドキャリアとして錦江町への移住を決めた上田健児さんです。 これまで北九州市でパン屋さんを営んでいた上田さん。 ご家庭がひと段落し、お子さんの手が離れたことをきっかけに「何も縛られるものがなくなった」「人生一度きりだから」との想いを胸に、一念発起して錦江町への移住をしたのが2024年1月。 そこから半年以上が経過した現在の心境を忙しい合間を縫ってお休みの日にお伺いしました。 移住先を探すに辺り、特定地域づくり事業協同組合制度(以下特

【錦江しごと図鑑】 チャレンジできるローカル。若者の未来と可能性。 アイサメ/水谷拡嗣さん

錦江しごと図鑑、10人目は、アイサメ(AIsame)の名義で、映像クリエイター・シンガーソングライターとして活動している、水谷拡嗣さんです。 2023年4月から、錦江町未来づくり専門員の企画「アーティスト・イン・レジデンス」を活用し、移住。 アーティストとしての活動だけでなく、日本最大級のハンドメイドマーケットプレイス「Creema」のコミュニケーション・デザイン部門に広報担当としても所属する中、いまどんな活動をされているのか、移住して感じていることなど、お話をうかがいま

【錦江しごと図鑑】 自然と向き合うことで自分が強くなる町。 喜鉢大司さん

  錦江しごと図鑑、8人目は花瀬地区に住む、モダンアーティストの喜鉢大司さんです。 以前は、東京の IT 関連の会社で管理職を勤めていた喜鉢さん。 一風変わった独特な作品を作られますが、どういうコンセプトをお持ちなのでしょうか。普段、あまり聞くことができない、作品づくりに対する想いをうかがいました。   「アートにはじめて触れたのは大学時代。大阪芸術大学で芸術を専攻していました。制作活動は熱意を持って取り組めましたが、卒業の時期になって進路を決める必要が出てきました」  

恩返しをお茶と共に。平野雅子さん

「錦江しごと図鑑」。 第1回目は、茶道教室を開いている平野雅子さんです。 お茶と共にあった今までの人生をお聞きしながら、導かれてきたのは「お茶と生き方」のお話でした。 お茶との出会い 「私は30代の頃に、このお茶に出会いました。当時南大隅町に住んでいたんですがそこでお茶の教室があって。ものすごく忙しく働いている時だったんですけど、主人の妹がお茶の講座に入っていて、お姉さんも入ってくれないかって声をかけてくれたんです。それまで縁もゆかりもなかったんですけど、先生のおうちも