冬の風物詩、〇〇のライトアップイベントに行ってきた!
こんにちは!春が待ち遠しくなっているYです。
今年もあっという間にもう1ヶ月が過ぎますね〜。
南国の町、錦江町にとって夏はBBQや神川大滝、花瀬川など楽しめるコンテンツがたくさんあるのですが、冬に楽しめるスポットが少ないのが正直なところなのです。遊びに来てくれる友達にも、来るなら真夏と冬はあまりおすすめしていません。笑
でもひとつ、冬に来る方には見てほしい風景があります。
それは、こちら。
初めて見る方にとっては「何だこれ?」となるかもしれませんね!
これは、大根やぐらといって、主に宿利原地区でみられる冬の風物詩です。
宿利原地区は、冷たく乾燥した季節風の通り道。それぞれの農家さんが竹や木を使って自前でやぐらを組み、漬物用にするために干しているのです。10日ほど風にさらすと、水分が抜けて味が凝縮され、美味しい漬物になります。
この大根を干す工程に合わせて、錦江町では毎年12月から1月にかけてライトアップイベントが開催されています。
今年のライトアップ期間は1月16日〜18日の3日間。最終日には、マルシェとしてお店のブースや舞台が整っていました!
例年に比べて気温も高くて過ごしやすかったからか、暗くなる前からたくさんの人たちが集まっていました!
入り口には干し大根やべったら漬けが販売されており、そこには長蛇の列が!べったら漬けは大人気で、毎年すぐに売り切れ状態になります。干し大根も、それぞれの家庭で自分好みの漬物を作り、遠方の親戚や子どもたちに贈る人もいるのだそう。
ステージでは、来年から閉校となる宿利原小学校の皆さんがハンドベルの演奏をしていました。観客席には、宿利原地区の皆さんが温かく見守っている様子が和みます。
会場の中心には、ロケットストーブで温まりながらお湯割りを飲む風景が。今回のイベントならではの風景で、外から来る観光客の方も、「こんなに地元のおじいちゃんおばあちゃんたちが来るイベントはないですよね」と驚いていました。
お餅のばらまき大会があったり、ぜんざいが振る舞われたりと、誰が参加者で誰が運営なのかあまりわからないくらい、その場にいるみんなが一緒に楽しんでいる雰囲気がとても素敵でした!
会場を少し上がったところには、うどんやみたらし団子などのお店もでていました。寒い中で、温かいものを食べるとほっこり幸せですね。
干し大根をつくる農家さんが減っていく中で、もしかしたら今年が最後のライトアップイベントになるかもしれないとも言われています。
大根やぐら含めて、この美しい営みの風景はこれからもこの町に残っていってほしいなと願うことしかできないですが、ここでしか見られない、感じられない豊かな時間でした。
大根やぐらライトアップイベントのお知らせは、やどりはらスクールマルシェで発信されています!ぜひチェックしておいてくださいね。