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自然満喫!やまんなか音楽祭イベントレポート

こんにちは!錦江町在住のYです。
錦江町はだいぶ秋の兆しが現れてきたなあ、、と感じていたのも束の間、また蒸し暑い残暑が続いています。

さて今回は、錦江町の夏の恒例イベント、「やまんなか音楽祭」が開催されたのでその様子をお届けしたいと思います!

やまんなか音楽祭は名前の通り、やまんなかで行われる音楽イベント。錦江町の中でも一番山奥の花瀬という地域で行われます。

花瀬の風景

会場は、なんと夏のお出かけプランでもご紹介した花瀬川の川床!16回目となる今回は、残念ながら台風の影響で川床の水量がおさまらず、川沿いの花瀬公園で開催することになりました。

花瀬川の川床。

川のせせらぎと一緒に音楽を楽しむこのお祭り。
今年のテーマは「雅(みやび)」で、かつてこの地にあった島津家のお茶亭で催されていた宴会をイメージしたプログラムになっています。

15:00 体験ブース開始

体験ブースでは、お茶や書道体験のブースがありました。
お茶ブースではお茶の作法を教えてもらいながら、お抹茶をいただいている方が。
子供の頃に習っていたという方も、懐かしみながらお茶を愉しんでおられました。
また花瀬川沿いには地元の子どもたちが作った手作りの灯籠が並んでいました。一つ一つにメッセージが込められていて、心がほっと和みます。

19:00 開演

オープニングのパフォーマンスは、錦江町池田地区の花屋「tree life」の木下巧大《こうた》さん。
花瀬の自然や大地、人々とのつながりを表現した作品をライブパフォーマンスで披露されました!

木下さんの手に持たれたお花や流木たちがどうこの舞台で飾られるのか、緊張感とワクワク感を感じながら見入ってしまいました。
最後の段階では、堂々と飾られた美しい花々や竹が舞台を彩り、夜空には三日月が煌めいていて、一気にこの空間が特別なものに感じられました。
「雅」というテーマにふさわしい、品のある開幕でした!

次に登場したのは、フルート奏者の伊藤愛《まなみ》さんと、日本舞踊家の小脇梓《あずさ》さん。
錦江町在住で普段から交流があるお二人は、今回が初のコラボレーションだったそうです!
伊藤さんがフルートで「糸」を奏でる中、小脇さんが創作舞踊を披露され、お二人とも一緒にコラボできることをじっくり丁寧に味わってパフォーマンスされているように思いました。
そして私たち観客も、今日のイベントは張り切って盛り上げるのではなく、ゆったり味わう時間を過ごしていいんだなと思えるような上品なステージを体感させてもらえました!

そして最後の出演者は、鹿児島市から来られた和楽器を演奏される皆さん。
津軽三味線や琴、篠笛、奄美の三味線といった楽器で、日本の民謡からジブリのテーマ、「さんぽみち」などを披露されました。まさに「雅」をテーマにしたパフォーマンス!

演奏の中では、会場の子どもたちが一緒に舞台に上がって太鼓を叩いたり、おじいちゃんが前に出て踊りを踊ったり。
最近は、同じ音楽を同じ空間で共有して楽しむことが減っているような気がしていて、こうやって一緒に時間と空間を共有できる機会が心地よいなと感じました。
自然の中で響く日本の伝統楽器の音色は、日本の文化の美しさだなあと思います。

奄美の伝統的な三味線の音色も素敵でした

そしてフィナーレは圧巻の花火。そして、最後には和楽器の演奏とともに打ち上げられました!
夜の風がすこし肌寒く、夏のイベントももう終わるのだなあ、、。今年の夏にやり残したことなかったかなあと今年の夏を振り返りながら花火を見ておりました。

台風の心配もありましたが、無事に開催されたやまんなか音楽祭。
帰り際、夏の終わりを感じる秋風と綺麗な星空がとても心地よかったです。
そして帰る人たちの穏やかな表情を見て、みんな良い時間を過ごせたんだなあとなんだか嬉しい気持ちになりました。

川沿いに装飾された和傘を使った照明も綺麗でした!

また来年はどんなテーマの音楽祭になるのか、楽しみです!
ぜひ興味がある方は来年の情報をチェックしてみてくださいね◎


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